シグザウエルP226E2を実際に操作してみての雑感&レビュー
前回のレポートでは外観的な部分をさらっとご紹介しましたが、今回は具体的な作動部分と、実射の際の動作についてレビューします。
SIG SAUER P226 E2 動作パーツの説明
シグの稼動パーツは、以下の1〜5です。(トリガー、ハンマー、マガジン、スライドは除く)
1.マウントレール
マウントレールは可動部分ではありませんが、一応説明。この部分にシュアファイア等のウェポンライトを取り付ける事が出来ます。(実際の取り付けに関してはライトの項で紹介します)
実物のx300ウェポンライトを装着した方からのレビューによると若干カタつくとの事。とすれば、実銃の実寸サイズとは若干異なる模様。
2.テイクダウンレバー
メンテナンスや射撃後のクリーニングなどの際にこの部分を操作してスライドをフレームから外します。(メンテナンスキットについてはアクセサリーの項で紹介します)
3.マガジンキャッチボタン(マガジンリリースボタン)
本体からマガジンを抜く際にこのボタンを押してリリースします。動きは固く渋い。
マガジンリリースもそうだが、マガジン挿入の際もセット時の「カチッ」といった作動感は乏しく、まれにマガジンがしっかりセットされているかどうか不安になる時がある。
この辺の動きというか作りは残念ながらオモチャっぽい。
4.デコッキングレバー
ハンマーがフルコックされている時に、このレバーを下に押し下げてハンマーを安全にデコックし、ハーフコックの状態に戻す事が出来る。(実際のハンマーの状態の写真は前回のレビューを参照)
この部分の作動感(クリック感)はしっかりしていて、操作に不安を覚える事はない。
ただし、ハンマーを落とした状態がセイフティ状態という訳ではなく、この状態からトリガーを引けば弾を発射できる。
5.スライドストップ
全弾撃ち尽くすとスライドが後退した状態でホールドオープンする。
その際にこの部分を下に押し下げてスライドを前進させる。
6.の部分がセーフティ。この部分を押し込むことでトリガーがひけなくなる。(正確には途中までひけるがハンマーが落ちなくなる)
実銃のp226にはマニュアルセイフティはなく、これはエアガンだけの機構。
P226E2を操作してみての雑感
各作動部分について
各作動部分は総じて渋めで操作感も感触が乏しい。この辺で一気にオモチャ感が出るが、実売価格が一万数千円だからこんなものかと納得できる。
東京マルイの技術力をもってすればこのあたりの質感をアップさせる事はたやすいだろうが、値段をリーズナブルに抑える為のものだと思われる。(トレーニングに使う以上、個人的には2万円弱の価格になっても良いから各パーツの作動感、質感の良いものが欲しいのが正直な所だが)
実射、ブローバックについて
スライド素材がABSなので、スライドスピードは比較的早い。スライドが軽いので発射時の反動はそれほどでもないが、ブローバックの感覚は「バッ!」と破裂する様な感じ。
ただし、1秒毎に2発ずつの連射で明らかにブローバックスピードが落ちてくるのが体感できる。これは気温やマガジンの個体差にも左右されるのでやむを得ないか・・・。